##迷い人が綴りて##

一眼デビューを機にブログ新設。へなちょこ動画作者が旅や関心事を気ままにつづります。

一眼で遊ぶ!8千円のプチ贅沢。〜BCL-0980〜

 2018.09.28 追記 一部画像を差し替えました。

 

動画編集する気力が起こらないのでブログを更新。

 

今回は、E-M5markIIと合わせて買った、格安だけどプチ贅沢な?初期投資レンズのご紹介。

 

 

P4010699

 

 

  • キットレンズではもの足りない・・・?

一眼レフ・ミラーレスを買う、とくに一眼デビューをするときに重宝するのが、購入したカメラにセットで付いてくる、いわゆる「キットレンズ」。

各社多くのエントリー機(初心者向け機種)に設定されているのが、標準ズームと望遠ズームの2本のレンズが付いてくる「ダブルズームキット」というヤツ。これだけで普段使いの焦点域をほぼカバーできるうえ、2本もレンズが付いて本体価格から2〜3万円足して付いてくる、お得感満載の”スターターセット”。

E-M5markIIについてきたキットレンズは、14-150mm(フルサイズ換算28-300mm)の高倍率ズーム。上記の「ダブルズームキット」が1本にまとまったと考えればいい。

  

しかしこの万能レンズにしても、ダブルズームキットにしても、

広角レンズ

はお目にかかれない。

レフ機であればキヤノンニコンがそれぞれ3~4万円台で”梅レンズ”の広角をラインナップしているうえ、シグマなどサードパーティのお買い得レンズも探すことができる。

 対して、ミラーレスにとって広角は鬼門マイクロフォーサーズでは”梅レンズ”に値するものでも5万円。フジとソニーに至っては、広角のズームレンズはf4通しの「小三元」スタートとなり、価格は7~10万円ほどにまで跳ね上がる。貧乏人の初心者には到底出せる金額ではない。

   

せっかく手に入れた一眼。レンズ交換をして雄大な景色をファインダーに収めてみたい・・・。

 

 

 お値段なんと、新品で8776円amazon)。”梅レンズ”のさらに下、雑草レンズの出番ですよ。

  

 

  • 簡単に言うと、どんなレンズ?

8000円で買えるレンズとはいかほどのものか、まずはスペックをサクッとご紹介。 

  • メーカー:OLYMPUS
  • タイプ:フィッシュアイ 画角140°
  • レンズ構成:4群5枚(非球面2枚)
  • 焦点距離:9mm (換算18mm)
  • F値:8.0固定
  • 最短撮影距離:0.2mm
  • 操作:マニュアルフォーカス
  • 重量:30g

 

画像を見れば分かる通り、まるでおもちゃのような作り。1万円を切る価格も納得・・・いや、むしろこれで8000円は高い?

 

実はこのレンズ、オリンパスのHPではレンズの扱いではなく、写真の撮れる「ボディキャップ」の扱い。レンズ部分はレバーで隠すことができ、普段はボディのセンサー部分を守るキャップとして使うことができる。しかし、普通のキャップの10倍はするお値段と考えると、高い。

 

レンズの性能としては、いわゆる「セミ魚眼」。F値は8.0とかなり暗めな上に固定。

MFは『無限遠』『パンフォーカス』『0.2m(近接)』のうちから、レンズを隠すレバーをそのまま動かして選択するようなカタチ。

当然のごとく、ボディに情報を与える電子接点もないので、ピントは目測でなんとなーく合わせることになる。ボディ側の画像補正も使えない。

 

ここまでの説明を見ると、あえて画質を落として個性的な写真を撮る「トイレンズ」か、本当にキャップのおまけ程度かとツッコミたくなる。 

 

 

 

  • ヘナチョコ初心者の作例

このキャップとE-M5markIIでどんな絵が撮れるのか。ヘナチョコ初心者の全く参考にならない作例でゴメンナサイ。

 

P3020252

一般的な魚眼レンズと比べると画角は狭め。それでもキットレンズの広角端と比べれば迫力は十分。

  

P3020251

最短20cmまで寄れるので、テーブルフォトもOK。ただレンズが暗いので、屋内でおいしく魅せるの至難の業かも。フィルターや加工アプリを駆使すべし?

レンズ補正が使えないこともあり、周辺減光はやや多め。

  

P3310204 無加工

いじわるな逆光に対しては良くも悪くも素直。ネックとなるのはF8.0の暗さより、むしろ絞ることもできない点。盛大な白飛びを逆に利用して、おもちゃ感覚で楽しむのもまた一興。

四隅には色収差がハッキリ見られ、条件次第では盛大になる。オリンパスの現像ソフトでR/Cを-35、B/Yを+50に補正するとそれなりに改善。

  

P3240331 (2)

横須賀訪問時の散歩スナップ。愛用のずぼらズームをバッグにしまって移動中、イイ感じの街角風景が現れた。レンズを取り出すのも面倒で、キャップ代わりにつけていたコレでそのままパシャリ。

30gというパンケーキレンズ以上の軽さと小ささ、キャップいらずの操作レバーのおかげ。スナップではF8固定のネックが、一瞬でパンフォーカスできるメリットとして逆に生きてくる。

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拡大してみると、色再現は厳しくもそこそこ細かい文字でも読めるくらい解像してる。

  

P3310203 (3) P3310203 (2)

140°の中途半端な画角は、普通の広角レンズの代わりとしても使いやすい。魚眼らしい歪みが気になるのなら、やや強引だけど補正やクロップをすればなんとかなる。

画像は上が未補正、下がOlympus Viewer3で限界まで手動で歪曲補正した状態。

 

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 もちろん構図次第では、セミ魚眼の歪曲を活かした撮り方もできちゃう。

 

P3310240 3

こんな雑草レンズでも、その機動力を活かして枚数を稼ぎ、現像でゴリ押せば作品っぽい画作りも可能・・・?

スマホにも広角のアクセサリーレンズが売っていたりしますが、RAWデータがあることによるレタッチ耐性の高さはデジカメの特権。

バッグのポケットにも軽く入るサイズ。使う予定がなくても忍ばせておくと、ふとした出番が待っているかも。

  

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オリンパスのボディ内手ぶれ補正は使えるので、夜間撮影もお気軽。F値の暗さが響いてSSは遅く、ISO感度はブチ上がるので、夜は完全お遊び用として使いましょう。

パートカラー(特定の色だけ抜き出す)やモノクロとの相性は抜群。

 

 

youtu.be

 最後に動画の使用例、今回は定点撮影で利用。有名なびわ浜大津の交差点、広い画角を活かして車と電車が行き交う様子を収めきる。

手ぶれ補正を強にしていると、電子補正の影響でせっかくの画角が狭くなるので注意。

  

 

  • 広角が気になるあなたへ。

・・・思ったより悪くないんじゃない?

格安雑草レンズとあなどっていたけれど、トイレンズと言うのは失礼なほどまともな絵を出してくれる。いや、しばらくはこれで事足りてしまいそう。

もちろん、ちゃんとした価格の広角レンズと性能を比べてしまうのはおバカなことだけど、「これだ!」って写真がキマったときには、一見おもちゃなレンズとは気づかれないかも?

 

タイトルにある「プチ贅沢」とは、貧乏な初心者が加える初期投資としてのお話。普通に考えたら1万円弱なんて簡単に出せる値段ではないし、多様な画角を撮れる格安コンデジに匹敵してしまう。

それでも、使える広角レンズとしてはとってもお買い得なレンズ。他の広角レンズはもちろん、他の画角・マウントを含めても、キヤノンの撒き餌がやや値上がった今、新品が諭吉ひとりで買えるレンズといったら、他にはヨンヌオとかの中華レンズしかないんじゃない?

 

もちろん、いずれしっかりした広角レンズを手に入れて、より鮮明に残したい欲求はたっぷり。でも、自分が収めたい景色が定まらない初心者だからこそ、雑草レンズから手を出してみて、とりあえず世界を広げるのもひとつの手かもしれない。

 

気軽な街角スナップシューターとして、広い景色を収めるまともなレンズとして。そして、高画質な一眼を画質にこだわらない遊び心に変えてしまう、ある意味とっても贅沢なレンズとして。

  

 

p.s. オリンパスさんや、そろそろ9-18mmの"梅"広角もリニューアルしておくれ。余裕があればもうちょいお買い得にしておくれ・・・。